いかくを受けた後のつるぎのまいのすゝめ
いかくは強い特性ですね。
余りに蔓延っているのでオニシズクモなどはつい特殊で使いがちの私です。
いかくを受けた物理アタッカーはどうすればよいでしょう?
解除のために1回引きますか?落ちたパワーで殴りますか?
つるぎのまいは2段階攻撃を上げる技です。
ポケモンにおいて攻撃ランクは+1~+6まで上がり、それぞれ攻撃が3/2, 4/2, 5/2, 6/2, 7/2, 8/2という風に上がります。
よって、攻撃ランク0からつるぎのまいをすると攻撃が2倍になり、
つるぎのまいを3回すると最大の4倍まで上がります。
1ターンで攻撃を2倍に上げられるというのは強いですね。
一方、そこからさらに攻撃を2倍にあげようと思えば、2ターン必要となります(→3倍→4倍と上がるため)。
つまり、
攻撃→攻撃 と つるぎのまい→攻撃 では
攻撃ランク0の状態からだと単純計算で同じダメージを与えられますが
攻撃ランク+2の状態からでは前者のほうが高いダメージを与えられます。
攻撃ランクが高いときほど、つるぎのまいで得られる恩恵(ターン数換算)が少なくなるということですね。
これは攻撃ランクが低いときも同じです。
攻撃ランクは-1~-6のとき、それぞれ攻撃が2/3, 2/4, 2/5, 2/6, 2/7, 2/8で、低いほどつるぎのまいの恩恵が少ないです。(例えば2/8から2/6では1.33倍しか攻撃が上がらない)
では、攻撃ランク0のときが、最もつるぎのまいの恩恵が大きい(ターン数でいうと1ターン分得られる)のか?
違います。
攻撃ランクが-1のとき、つるぎのまいをすると、攻撃ランクは+1まで上がります。
このとき、攻撃は2/3から3/2まで、すなわち2.25倍上がります!
よって、攻撃ランク-1のときが「最もつるぎのまいの恩恵が大きく、ターン数にして1.25ターン分」です。
攻撃→攻撃 よりも つるぎのまい→攻撃 のほうが攻撃0.25回分多くのダメージを与えられるのです!
以上より、本文最初の問いかけの解答は、
「状況による」でした。